認知症になってしまった高齢者に、大脳を刺激する様々なリハビリを行いますが、なってしまってからリハビリするより、認知症予防の事前対策を行うことが大事です。
リハビリには、音楽療法や手芸や工作をしたりする作業療法、回想法や心理療法、運動療法、ゲームをしたりするレクレーションなどがありますが、認知症予防にとっても、それらは大変重要です。
他の色々な病気に関しても同じ事が言えますが、病気になってから慌てて治療したり、リハビリをするのではなく、なる前に予防する事、つまり認知症予防を行って心構えをしておけば、たとえそうなったとしても軽くで済むかもしれないし、自分も周りの家族も笑いのある温かな生活を送れるのです。
入院していた母が、娘である私が分からない、季節が分からない、時間が分からない、物事を思い出すことが出来ない状態になりました。
入院して家事をしなくなり、食事も上げ膳、据え膳で毎日献立を考える事もない、今日はゴミ出しだと慌てる事もない、とにかく与えられた事をやるだけの受動態になってしまった事が原因です。
認知症予防と言って、最初の頃は日記をつけたり本を読んだりして気をつけていましたが、病気の治療が目的ですし、仕方のないことではあるのですが、環境というものが、高齢者にとってものすごく大きなことであるという事が分かりました。
認知症になってからのリハビリではなかなか早く効果が出たり、大きな期待が持てませんが、環境を大前提に、認知症予防の対策をしておけば、万全ではなくとも納得のいく余生を過ごせると私は思います。